素ラーメン・味噌
味噌を油で炒めてからスープに合わせる、札幌式の一杯。味噌汁との違いはこの工程にある
🍲材料
| 分類 | 食材 | 分量 | メモ |
|---|---|---|---|
| 麺 | マ・マー たんぱくパスタ | 100g | 重曹茹でで中華麺に変身。100gでたんぱく質20.3g含む |
| 麺 | 重曹 | 小さじ1 | アルカリ性がグルテンに作用し、かんすい効果を再現する |
| 味付け | 水 | 300ml | スープのベース |
| 味付け | ほんだし | 小さじ1 | 鰹系のイノシン酸がうま味の土台になる |
| 味付け | 鶏ガラスープの素 | 小さじ1 | 鶏の旨味と深みを加える |
| 味付け | 合わせ味噌 | 大さじ1〜1.5 | 炒めることでメイラード反応が起き、香ばしさとコクが出る |
| 味付け | 醤油 | 小さじ1/2 | 味噌の味をくっきり立てる隠し味 |
| 油脂 | ラード | 大さじ1 | 味噌を炒める油。札幌式の核心。なければサラダ油+ごま油各大さじ1/2で代用 |
| 香味 | にんにく | 小さじ1/2(チューブ可) | 味噌と一緒に炒めて香りを出す |
| 香味 | 玉ねぎ | 薄切り1/8個 | 炒めて甘みを出し、スープに溶け込ませる |
| 香味 | こしょう | 少々 | 仕上げのアクセント |
📊栄養バランス(1杯あたり・推定値)
| 項目 | 値 |
|---|---|
| エネルギー | 530 kcal |
| タンパク質 (P) | 22g(17%) |
| 脂質 (F) | 18g(30%) |
| 炭水化物 (C) | 71g(53%) |
味噌をスープに溶かしたら味噌汁になる。味噌を油で炒めたらラーメンになる。
この違いが、素ラーメン・味噌の全てです。
札幌味噌ラーメンの核心は「味噌を炒める」工程にある。ラードでにんにくと玉ねぎを炒め、そこに味噌を投入して火を落とさずに加熱する。味噌がメイラード反応を起こして香ばしさが生まれ、水溶性の味噌汁とは全く違う、油に溶けた味噌のコクがスープに移る。
3種の素ラーメンの中で唯一フライパンを使うレシピ。でもその一手間が、味噌汁とラーメンの壁を越えさせてくれます。
材料(1人分)
スープ
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| 水 | 300ml |
| ほんだし | 小さじ1 |
| 鶏ガラスープの素 | 小さじ1 |
タレ+油(フライパンで炒める)
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| ラード | 大さじ1 |
| にんにく | 小さじ1/2(チューブ可) |
| 玉ねぎ | 薄切り1/8個 |
| 合わせ味噌 | 大さじ1〜1.5 |
| 醤油 | 小さじ1/2 |
麺+仕上げ
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| マ・マー たんぱくパスタ | 100g |
| 重曹 | 小さじ1 |
| こしょう | 少々 |
作り方
- 大きめの鍋に水1Lを沸騰させ、重曹小さじ1を加える。たんぱくパスタ100gを規定時間で茹でる。ザルにあけて流水にさらし、ボウルに張ったお湯で泳がせて重曹を落とす。しっかり水切りし、お湯で温度を戻しておく。
- 別の鍋に水300ml・ほんだし・鶏ガラスープの素を入れて沸かし、弱火で保温しておく。
- フライパンにラードを入れて中火にかけ、にんにくを炒める。香りが出たら玉ねぎを加え、しんなりするまで炒める。
- 玉ねぎがしんなりしたら味噌を投入。火を落とさず、30秒〜1分ほど炒める。焦がさないが、香ばしさが立つまでしっかり加熱する。
- フライパンに②のスープを注ぎ、味噌を溶かしきる。醤油を加えて味を見る。
- 丼にスープを注ぎ、重曹麺を入れ、こしょうを振って完成。
ポイント
- 味噌は「溶かす」ではなく「炒める」: これが味噌汁とラーメンの分岐点。味噌を油で加熱することでメイラード反応が起き、香ばしさと重心の低いコクが生まれます。スープに溶かすだけでは絶対に出ない味です。
- 火を落とさない: 味噌を入れた瞬間に火を弱めたくなりますが、ここは中火のまま。味噌が油の中で「ジュワッ」と音を立てている状態を30秒〜1分維持する。焦げる直前が一番おいしい。
- ラードが重要: サラダ油+ごま油でも作れますが、ラードの動物性脂肪が味噌と合わさったときのコクは別格。手に入るなら一度は試してほしい。
アレンジ
素ラーメンは「ベース」です。味噌ラーメンはスープが濃いぶん、具材をしっかり受け止めます。
- バター: 5gを丼に落とす。札幌味噌ラーメンの定番。味噌のコクにまろやかさが加わる
- コーン: 缶詰コーン大さじ2。これも札幌の定番。甘みが味噌と合う
- もやし: さっと茹でて載せる。シャキシャキの食感がスープの重さを和らげる
- 煮卵(味玉): 半分に切って載せる。味噌のコクに卵黄が絡む。卵1個でたんぱく質+6g
- ネギ: 小口切りを散らす。白ネギでも青ネギでも
- サラダチキン: スライスして載せる。たんぱく質+10〜15g。味噌スープの味が濃いので肉との相性が良い
- 豆板醤: 小さじ1/2をスープに溶かすと辛味噌に変わる。辛さが欲しい日に
たんぱく質の設計
麺の20.3gに味噌から約2gが加わり、合計約22g。3種の素ラーメンの中では最もカロリーが高い(約530kcal)構成ですが、味噌の炒め工程が生む満足感を考えると、バランスの取れた設計です。
味噌を炒める技法がスープの満足度を引き上げてくれるおかげで、油に頼りすぎなくて済む。ラード大さじ1だけで、市販のカップ麺や外食の味噌ラーメンとは比べものにならないコクが出る。それが素ラーメンの設計です。
ただし、ラーメンのスープは塩分が多めです。このレシピでもスープを全部飲むと1杯あたり食塩相当量は4〜5g程度になります(厚労省の1日の目標量は男性7.5g未満・女性6.5g未満)。毎日食べるのは避けて週2〜3回程度にする、スープを半分残す、他の食事で塩分を控えめにするなど、頻度と1日トータルの両面で調整するのがおすすめです。
免責事項: 栄養値は一般的な食品データに基づく推定値です。医学的な助言ではありません。体調に不安のある方は専門家にご相談ください。
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